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着磁

異なる磁性材料で作られた磁石は必要とする磁化エネルギーが異なります。ボンドネオ磁石を最適に利用する為には、着磁の際、磁石を完全に飽和させるのに必要なエネルギーについて理解する事が重要です。

マグネクエンチのアプリケーションチームはボンドネオ磁石の着磁についての技術ガイダンスを提供します。其の中で、着磁ヨーク及びシステムの開発設計は重要な領域の1つです。

Design and development of magnetization fixtures and systems

未飽和着磁のボンドネオ磁石を使うと、空隙磁束が低くなりモータ性能が低下します。

An unsaturated bonded neo magnet leads to lower airgap flux which will reduce motor performance.

MQ1™磁石は等方性であり、どの様な着磁パターンも可能です(ラジアル、もしくはハルバッハ等)。着磁パターンは、磁石の製造工程で確定する異方性の磁石(例えばフェライト磁石や焼結NdFeB磁石など)とは異なり、等方性磁石の場合、着磁ヨークの設計によって決まります。従って等方性磁石は、着磁ヨークを設計する際に配向を考慮することが重要となります。着磁ヨークは極遷移部分にスキューをつけて設計する事が可能で、この方法はモータのコギングトルクやノイズを抑える為にしばしば用いられます。磁石の着磁をスキューさせる事は、モータの電機子やロータをスキューさせるよりも簡単です。

Halbach Magnetization
ハルバッハ着磁
Radial Magnetization
ラジアル着磁

典型的な着磁システムは着磁機とヨークからなり、着磁機は色々な製品に利用出来るものですが、ヨークは通常、各製品毎にカスタマイズされています。着磁は製造工程の様々なポイント(圧縮成形後、サブ組立後、もしくは組み立て完了後)で行われます。また、ヨークの設計は単純な単極から非常に複雑な多極まで様々です。

We will simulate the magnetization process initially by using FEA software

当社では先ずFEAソフトウェアを使い、磁化工程のシミュレーションを行ないます。シミュレーションの結果を使う事で実際のモータ性能をより正確に予測し、開発にかかる時間を大幅に短縮する事が出来ます。

Magnetization fixture design and development expertise enables Magnequench to provide quick support to its customers

着磁ヨーク(治具)設計と開発の専門知識により、当社は顧客への迅速なサポートを提供します。

着磁ニーズの更なるご検討に、当社アプリケーションチームへご連絡下さい。